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ファーストインプレッション(00/04/10更新)
単三乾電池で5時間しか持たない… (00/04/02更新)


99年6月にETX-90ECを購入してからは,小型軽量ながら自動導入ができる望遠鏡の魅力と,実際の使い勝手を体験しました。これまでの記録は,「Yoshi's ETX Site」に記してあります。
ここNexStar Siteでは,ETX-90ECでは実現できなかったことに挑戦していきたいと思います。ETX-90ECからアップグレード?するにあたり,ETX-125ECではなくNexStar5を選択した理由は次の通りです。

■ETX-ECの次にNexStarを選んだ6つの理由

マウントの強度 ETX-90ECのマウント部がプラスチックであるために,視界の揺れなどの制限を受けてきたことは明らかです。専用三脚との密着度にも問題があり,振動に弱かったのです。ある程度の風が吹くと視界はグラグラ揺れていました。対策をすることである程度は解消できます
垂直回転部(Dec.)とマウント間のクリアランスが広い 素直に星を観ることだけを楽しんでいれば,こんな思いはなかったかもしれません。ETX-90ECのフォトポートにNSTアダプタやデジカメを取りつけた場合,物理的にアダプタが邪魔になってしまい南天付近(赤道儀モードでは北天付近)へ向けることはできませんでした。せめて直焦点撮影では,天頂付近でもぶつからずにすり抜けてほしかった…
F10光学系とオプションでレデューサーが用意されていること 惑星を眼視している場合にはそれほど感じないでしょう。しかし,ETXではF値(明るさ)が13.8と大きいために,凝っていたQcam改での星雲撮像には,かなり厳しい光学系でした。画像を何枚もコンポジットすればよいとはいえ,それでも光学系が明るいに超したことはないでしょう。また,NexStarでは純正オプションでレデューサーを用意しているのもセレストロンならではの魅力です
望遠鏡とは思えない洗練されたデザイン 人によって好みが分かれますが,NexStarのフォルムに魅せられてしまいました。片持ちフォーク構造は見た目で分かるように強度が心配になります。しかし,後述するようにETXよりも堅牢なことが分かって不安は取り去られました
C5を基とした光学系 冷却CCD撮像で有名な岡野氏は,Celestron C5とEM-200の組み合わせですばらしい写真を撮られています。そのC5を基とした光学系であることは見逃せないポイントでした
小口径の機動性は捨てられない

ETX-90ECからのアップグレード,しかもCCD撮像にこだわりたいということであれば,普通はLX200などの大口径,しかも写真に凝れば,比較的マウントのしっかりとした赤道儀へ移るのが自然です。しかし,小口径の機動性は捨てきれずこだわっています。重量は,ETX-90ECよりも数キロ上回ってしまうけれど,200mm級は重量がヘビーなのでパス(汗)。さらに,将来はNexStar5(なんちゃってC5)+EM-200のようなグレードアップも可能かもしれない?

 前述したように,これらの問題は眼視で自動導入された星を眺めると割り切れば,なんら問題とならない点ばかりかもしれません。そもそも,そのようなコンセプトを基に設計された望遠鏡なので,私のような要望はある意味で的はずれかもしれません。
しかし,小型,軽量な望遠鏡で写真撮影も楽しみたいというこだわりがいちばんに優先したので,NexStar8やLX200などの大幅なグレードアップは避けてしまいました。

ETX-ECに接続されるオートスターは,メニューの日本語化やフラッシュメモリの採用など,つねに最新のソフトウェアで使い続けられるのが魅力です。
おそらく自動導入の使い勝手の面では,現在のところNexStarがETX-ECを超えるレベルではないと思われます。しかし,あえてこの点に目をつぶってでも,マウントの強度や光学性能に期待をしてNexStar5を選択したのです。


 NexStar5の販売元は,国内ではタスコジャパンが総販売元,小売店としては誠報社KYOEIが代表的です。通常は国内の小売店から購入するべきですが,ETX-90ECを購入時に米国Webサイトで販売している価格を見て,光学製品はひどく価格差があることを知りました。
本来であればMeade,Celestron(テレビューなども)の製品は正規個人輸入ができないようですが,Celestronは国内販売されたのが最近のため規制が緩いようです。今後は,タスコジャパンの動きによって状況が変わるかもしれません。


 私の場合は,すでにETX-90ECのフィールド三脚を持っていたので,NexStar5でなんとか流用できないものかと思いました。かゆいところに手が届く,各種のアクセサリを発売しているScopeTronixでは,この希望を叶えるべく「NexStar to ETX Field Tripod Adapter」を販売しています。そこで,迷わずこれをゲット。

製 品 名
内  容
メーカー名
(販売店)
価  格
納 期
NexStar to ETX Field Tripod Adapter NexStar 5を,ETX Field Tripodに取りつけるアダプタ ScopeTronix 44.95ドル(本体)+送料=84.95ドル(レート:107.3ドル/円)
国内明細請求額:9,116円
6日間


本体価格は,送料(Express Mail)+保険料を含めると合計で16万円程度です。詳細は下の表に載せました。注文した日は,円相場が数円高かったです(1ドル約108円)。納期は国内で同じ販売店に購入された人に聞いたところ,Express便で1週間程度とのことでした。私の場合は,後述するようにほぼ4日間で届くという驚異的な記録です。

国内価格は198,000円ですが,この価格で考えると輸入することで4万円程度安く手に入ります(※2001年3月現在は,158,000円程度で国内販売されていることもあります。モデルチェンジもしていないのに価格改定だなんて,いままでの価格は何だったんだ…)。
しかし,誤解しないでいただきたいのですが,個人輸入をすると「国内保証はありません」。さらに輸送時の事故や,間違った製品が届いたりするとかなりの手間がかかってしまいます。

このようなことを考慮した上で注文をするのであれば,メリットはあると思います。
製品のパッケージ内には英語マニュアルが付属されていますが,先人の手によって使用方法などが公開されています。これらを参考にすれば,迷うことはないでしょう。

製 品 名
内  容
メーカー名
(販売店)
価  格
納 期
NexStar5 望遠鏡本体 Celestron
(Anacorts telescope and wild bird)
1,199ドル
4日間
6mm Prossl アイピース Celestron
(Anacorts telescope and wild bird)
44ドル 4日間
  送料(27.5Lbs) UPS 243ドル  
  国内関税額 UPS宅急便が自宅玄関先で徴収 4,200円  
  国内請求額合計
(レート:108.1ドル/円)
  166,022円
(関税含)
 

 Webからオーダーしたところ(12日1時),2時には下の内容の自動応答メールが届き,8時間後にの10時には店員の方からメールをいただきました。返信内容には,2日後に発送するというコメントが……。なんという早さ!(汗)
私の把握している限り,同じ店舗で国内から3名の方が購入されています。このため,国内からの注文にも慣れているのかもしれません。C5を購入された方もいるようです。
紹介してくださったIMAMURAさん,ありがとうございます。

This is an automated message acknowledging successful processing of your order placed on the World Wide Web. You may check your order status by writing to: xxxxx@buytelescopes.com For inquiries, please reference order# xxxx-xxxx-xxxx

 14日10時には,UPS(国際宅配便)から下のような内容のメールが届きました。

UPS Ship Notification

This notice is to alert you that a package is in transit to:
YOSHIxxxxx KIDA
x-xx-xx xxxxxxxx-KU
xxxxxxxx YOKOHAMA-SHI
KANAGWA-KEN, JP

The package was sent on 2000-03-13 from:
ANACORTES TELESCOPE & WILD
xxxx, COMMERCIAL, AVE
ANACORTES, WA, xxxxx, xxxx, US.

This package was processed on a UPS OnLine compatible shipping system. To learn more about the benefits of shipping with UPS OnLine, please see: http://www.ups.com/bussol/solutions/index.html
Or call 1-800-727-8100.

Package Detail: Tracking #: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
You can track your package at any time from the following URL: http://wwwapps.ups.com/etracking/tracking.cgi?tracknum=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Or, via telephone, customers in the US and Canada can call 1-800-PICK-UPS

Package Reference #1: 011206
Merchandise Description: CELESTRON NEXSTAR 5
Additional Detail:
UPS Service Level: INTERNATIONAL EXPRESS
Package Weight: 27.50 LBS


 荷物の所在状況を確認できることを知ったので,UPSのページにアクセスしてみると,時間単位で記録されていました(下表)。
国内でも,佐川やペリカン便などが荷物の状況をWebで確認できるようになっていますが,時間単位で記載されているログの徹底ぶりには驚きです。

恐るべしインターネットとの連携です…。

PACKAGE PROGRESS
Date   Time   Location   Activity
Mar 15, 2000   2:12 P.M.   JP - NARITA, JP   CONTACT U.P.S. FOR STATUS;CONTACT U.P.S. FOR STATUS
    11:25 A.M.   JP - NARITA, JP   IMPORT SCAN
Mar 13, 2000   11:29 P.M.   ONTARIO EXPORT SORT, CA, US   EXPORT SCAN
    10:43 P.M.   ONTARIO INTL, CA, US   UNLOAD SCAN
    10:41 P.M.   ONTARIO INTL, CA, US   ARRIVAL SCAN
    8:28 P.M.   BOEING FIELD - SEATT, WA, US   DEPARTURE SCAN
    7:29 P.M.   BOEING FLD AIR SORT, WA, US   LOCATION SCAN
    5:36 P.M.   US   PICKUP MANIFEST RECEIVED
    5:05 P.M.   BURLINGTON, WA, US   ORIGIN SCAN

 UPSからヤマト運輸(UPS宅急便という子会社でした)に引き継がれ,16日の11時に自宅へ届きました。この際に,上の表で挙げたように関税として4,200円取られました。予告無い徴収だったので,なんだなんだと思っちゃいました。

結局のところ,なんとWebから注文して4日後到着です…。驚異的な早さにオドロクばかり。

開けたいはやる気持ちを押さえシャッターを切る

ETX-90ECのパッケージと比較したところです…。
製造元のセレストロンは光学機器に忠実で堅牢さは昔からの伝統のようです。しかし,箱が地味ですねぇ。ETXとの販売戦略(コンセプト)の違いが垣間見られます。
ETX-90ECとは,30mm強の差なのに,箱からして大きい。万が一,故障時に米国に送るので箱は保存しておくことにしました。
本当は,こんなに大きな箱を置いておく場所はないのですが…(汗)。


 NexStar5が着いた次の日に,ETX Field Tripod Adapterも届きました。Webから注文して6日間です。こっちの便は,国際郵便です。ScopeTronixからの購入は,小さいなアクセサリばかりです。

以前に,ETXのアクセサリも購入していたので,お馴染みです。
NexStar to ETX Field Tripod Adapter (Scope Tronix)
ただの鋼材じゃんって思っちゃいました(汗)

NexStar5と同時に購入したScope Tronixの「NexStar to ETX Field Tripod Adapter」(N5ETX)です。削りだしの鋼材を塗装したもので,重量は2kgもあって持った瞬間「重い〜!」と叫びました(汗)。それでなくてもNexStar5本体が8kgと重く,機動性が失われつつあるのに…。
このアダプターと本体,フィールド三脚を合わせたら重量は15kg(フィールド三脚は5kg)にもなりました
 
アダプタを介して取りつけたところ
こうして見ると,かなりごっついです

さっそく取りつけてみたら,ETX-90ECとは次元の違う望遠鏡だと実感しました。なぜかというと,その重圧感…。
ETXをフィールド三脚に乗せていると,いかにも強度があり余ってオーバースペックという感じでした。それが,NexStarの場合はつり合いが取れています。しかし,問題点が無いわけではありません。後述する問題点は三脚の強度を見直すきっかけになりました
底面には3個所のネジ切りがあった
ゴムがクッションになっています

NexStar5の底面です。NexStar to ETX Field Tripod Adapterとは,3個所で固定します
赤道儀モードも可能
赤道近くではもっと傾くんですよね(^^;日本でよかったぁ

8kg近い本体が傾くのでかなり不安でした。しかし強度は十分です(画像クリックで,高解像度が見られます)
赤道儀モードの方が絵になって好き

ETXフィールド三脚は,3本の足それぞれのロックが1つずつ付いています。赤道儀モードにすると,1本の足に重さが傾くため,1個所のロックではキツイようです。何度かスライドして滑ってしまい,足が短くなってしまいました。
このため,足の上の方にもう1個所ロックしてすべらないようにする対策が必要なようです。
追尾精度は良好なようなので,長露光撮影の予定もないため,経緯台モードで使う方が問題が起きない気がしました
ノーマルな経緯台モード
倒れるのが怖いから経緯台モードが無難かも(^^;

経緯台モードは,NexStarの重量が平均的に分散するので三脚の強度には何ら問題はありません。しかし,右の赤道儀モードでは改良しなければならない点が明らかになりました。
ちなみにですが,丸印の場所は2階立て立体駐車場です。いつもここに望遠鏡を持っていって観望しています。線路には,ちょうど新幹線が通っているのが見えるでしょ?ちょうど最後尾が撮れた!

 重量が重い……,としつこく書いているのですが,追尾性能はETXに比べて格段に上がりそうです。
期待大の結果は,ファーストインプレッションをご覧ください。


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